FairWind

こんにちは。
FairWindの代表を務めております、垣内創太と申します。

FairWindは2009年12月に設立され、2024年12月で15周年を迎えます。
たった数名の有志によって始まったこの団体は、今や170名を超えるとても大きな学生団体へと成長しています。
それと同時に、年に数校の渉外をかけさせていただくことから始まったFairWindの企画は、今や年間50校、のべ3000人以上もの高校生が参加するまでに拡大しました。
バトンを受け継いだ者として、ここまでやってこられたことを嬉しく思います。

さて、せっかくですので、あまり語られることのない「私たちのこと」を少しお話しさせていただけたらと思います。

FairWindのやっていることは、正しいようで、正しくないのかもしれない。
私がそんな考えを少し持つようになったのは、いつからだったのでしょう。
教育という領域にはたくさんの考え方が渦巻き、たくさんのことを知って、考えて、議論すればするほど、どれもが正しいようにも間違っているようにも見えます。
「幸せになりたければ東大に行け」と言い切ることができたのなら、その姿はどれほどかっこいいことでしょう。
「“いい大学”にいくことこそが正しい」と言いきれるようなシンプルな世界であれば、どれほど簡単に人を幸せにできたことでしょう。
でも私たちは、現実がそれほど単純ではないことを知っています。

とはいえ、こう言うと少し大袈裟ですが、私たちの活動には他人の人生を変えうる力があるとも感じています。
だからこそ私たちは、日々迷いながら活動しています。
FairWindは何をすべきなのか。FairWindには何ができるのか。
高校生に何を伝えるべきなのか。数年前泣いていた自分に何と声をかけてあげるべきなのか。
常に考え続け、更新し続けています。

そして、 「東大にくる」という自分の選択の成否すらまだ分からない中で、私たちは否応なく過去の自分と向き合わせられます。
「少なくとも今、この場にいられて良かった」というたったひとつの思いだけを胸に、企画をゼロからつくり、生身で高校生と対話を重ねます。
FairWindが届けるのは、そんなひとりひとりの大学生の等身大の姿です。
ただ何かを教え授け、啓蒙する集団ではなく、高校生と一緒に成長し、自らも次のステージへと羽ばたく場。
それが私たち大学生メンバーにとってFairWindという場が持つ意味のひとつです。
私が「FairWindをやる」理由もそこにあるのかもしれません。

ぜひ、私たちの姿を、崇高な理念を背負って活動する頭でっかちな「トウダイセイ」ではなく、目の前のひとつひとつに向き合ってもがきながら生きるひとりの「若者」として、捉えていただけると嬉しく思います。
目の前の高校生と向き合う、すなわち自分の人生と対峙するという小さな挑戦が、地方高校生の可能性がひらけた世界の実現という大きな変化につながると信じて、私たちはこれからも活動を続けてまいります。

ぜひ今後とも、FairWindにあたたかな声援を送っていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

どうか、あなたの周りにも、“FairWind” が吹きますように。